ハイランドバグパイプは、長い歴史の中で高度に装飾音を確立しました。
また、軍隊ではぐくまれた歴史もあってか、決まりもそれなりに厳格です。
バグパイプの種類や、国によって、一口に装飾音といっても多種多様なものがあるのですが
ここではハイランドバグパイプの装飾音に絞って解説します。
基本となる装飾音が「Gracenote」です。
この単語も日本語に直せば「装飾音」という単語です。
Gracenoteは、音と音の間に 一音だけ区切りの音を入れるものを指します。

↑のように、音と音の間に、ほんの少しの時間、別の音を入れます。
構造上音が区切れないバグパイプにとって、このような形で音の区切りを作るわけです。
上の図でも表していますが、同じ音同士の区切りで使う場合もあれば、別の音との間にGracenoteを入れることもできます。
Gracenote自体は単純なものですが、このGracenoteを組み合わせてまた別の装飾音となっていくため、
根本としてとても大事なものになります。
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